色彩検定の魅力

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仕事に実践で使える色彩の知識を学べる検定試験

色彩検定は公益社団法人色彩検定協会(略称A・F・T)が主催している、色に関する幅広い知識や技能を問う検定試験のことです。同検定は1990年から始まり、2006年度には文部科科学省が後援する技能検定となりました。検定が行われる前までは感覚的な判断に委ねられていた色彩の持つ力を、理論的かつ系統的に学ぶことにより、誰もが一定の基準において色彩を活用・利用できるように定めています。例えばインテリアやファッション、グラフィックなどに欠かせない色の役割や特性を学ぶことができるといえます。従って、この試験に合格することは色のスペシャリストとしての知識を得るということです。なお、色彩検定に合格することが「=カラーコーディネーター」とはいえません。あくまでも色に関する知識や技能をどれだけ持っているか、という尺度を可視化したものなのです。

事務職から専門職へキャリアアップできる!

色の力を身に付けることができれば、ありきたりな事務職からのキャリアアップも夢ではありません。色を扱う仕事はいわゆる専門職にあたります。いきなり専門職に就くことは難しくても、色彩に関連した業界へステップアップを試みることはできます。例えば「◯◯の色は◯◯◯のような特性があるから、◯◯◯を求める年齢層には効果的」などの商品開発のアドバイスや企業の企画・開発の人材育成などに役立ちます。また、年齢・性別・学歴などに左右されることなく学べ、キャリアに繋げられる点からも、一般職からキャリアアップするのに適した検定といえます。

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色彩検定の難易度

試験の合格率を知ろう!

2014年度の色彩検定の合格率を見てみると、最も難しい1級からランクが最も低い3級までの志願者は1級からそれぞれ1,978人、12,472人、27,457人で合計41,907人が受験しています。そのうち合格者は1級からそれぞれ591人、7,229人、19,218人で合計27,038人。従って合格率は1級からおおよそ33%、63%、76%で、1級は3人に1人しか合格できない難関試験ということがわかります。

年代別で見てみると10代、20代が最も多い結果ですが、全体としては30~60代までの志願者も存在し、年齢関係なく仕事や暮らしに取り入れようと受験する志望者がいることが考えられます。

何点取れば合格かを知ろう!

試験方式は3級、2級はマークシート方式の筆記試験(2級は一部記述あり)のみ、1級は1次でマークシート方式(一部記述方式)、2次で記述式の筆記試験と一部実技があります。それぞれ70~180分程度の試験時間が用意されています。色彩検定の運営側によると、合格ラインは1級から3級までの各級満点の70%前後と定めています。ただし問題の難易度により多少変動する場合があります。

1級・2級・3級の難易度の差はどのくらいかを知ろう

色彩検定には最も易しい3級、その次に易しい2級、最も難しい1級があります。ここではそれぞれの難易度についてご紹介します。

3級
色彩に関する基本的な事柄が問われます。例えば色の基本的な働きや、色が見える仕組み、照明と色の見え方や、色の分類と三属性、そのほか配色の基本的な考え方や技法、ファッションと色の関連性などがそれにあたります。

2級
3級の内容に加えて、2級で定められた事柄を理解し技能を持っているかが求められます。例えば、暮らしの色の見え方や光と色の関係性、色彩調和や自然から学ぶ配色、配色の技法、ビジュアルデザインと色彩のバランスなどのほか、ファッションやプロダクト、インテリアやエクステリアなどのそれぞれの分野に関わる色についてが、それにあたります。3級に比べて、ビジネスシーンを意識した知識と理解が必要です。

1級
3級・2級のレベルに加えて、以下の事柄を理解し技能を持っているかが求められます。例えばヨーロッパや日本の色彩文化や混色、色の知覚などの光と色の関係性、オストワルト表色系やNCSなどの色の表示について、色彩心理などのほか、インテリアやプロダクト、ユニバーサルデザイン、ファッション、コーポレートアイデンティティなどビジネスで必要な専門的な知識や専門用語の理解度が大切です。

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その他、色の検定試験の種類

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実用的な色の知識を学べる!カラーコーディネーター検定とは

私たちの暮らしの中には色があふれています。スーパーに行けば店舗や食品の色、街中のウィンドウにディスプレイされている洋服の色、テレビから流れてくるCMの色など、数え上げればキリがありません。しかし、これらの色にはそれぞれ意味があり、時には色がきっかけになり繁盛したりヒットが生まれることもあるのです。色は単なる着色するだけではなく、さまざまなメッセージを伝える役割を担っています。そんな色の特性や性質など色の知識を学ぶことで、色が持つ役割をビジネスシーンに役立てることができます。カラーコーディネーター検定試験(R)では、そんな実践で使える色彩の知識を身につけることができる検定試験です。

あらゆるデザインに力を発揮!カラーデザイン検定とは

色に関わる検定の中で、色の世界共通の言語と言われているカラーシステム「PANTONE(R)」を日本で唯一使用しているのがカラーデザイン検定です。単純に色彩の知識を学べるだけではなく、ビジネスにおいて色のコンサルティングに活かせる実務的な知識を身につけることができます。さまざまな業界で必要とされる商品の開発や広報、WEBでのコーポレートページなど、広いフィールドで活躍できる人材を育成するのがカラーデザイン検定です。また就職や転職にも有利な検定です。

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色彩検定とカラーコーディネーターの違い

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検定試験の難しさ

色彩検定とカラーコーディネーター検定の違いをいくつか挙げるとすると、まず合格度(難易度)が異なります。2009年度の色彩検定とカラーコーディネーター検定の合格率を比較すると、色彩検定は1級から3級まで順におおよそ27%、58%、72%。一方、カラーコーディネーター検定の場合は1級(ファッション)27%、1級(商品)34%、1級(環境)13%、2級31%、3級61%でした。合格率だけを見れば色彩検定は上級になるほど難易度が上がる傾向があり、カラーコーディネーター検定については3級以外はほぼ合格率が低いことが考えられます。

検定試験の仕組み

同じ色を扱う検定でも、試験の仕組みは微妙に異なります。

色彩検定の場合は年に2回実施され、3級・2級はマークシートのみ(2級は一部記述方式)、1級は一次の筆記試験と二次の実技試験があります。受験資格に年齢制限や実務経験の制限はなく、誰でも何級からでも受験が可能です。

カラーコーディネーター検定試験では、3級・2級は年に2回試験が実施され、1級は年に一度行われます。全国の商工会議所で試験が実施されるため会場数は色彩検定よりも多いといえます。3級・2級はマークシート、1級はマークシートと筆記試験があります。

社会での評価の違いや進路

色彩検定は文部科科学省後援ということもあり、認知度が高い検定です。同検定に合格すると、インテリアやファッション、グラフィックなどに加えて、企業の宣伝や開発部門などで、色彩に関する専門知識を利用することができます。また既に先述の仕事に就いている人が、企業の支援によって、検定の合格を義務付けられている場合もあります。

カラーコーディネーター検定は東京商工会議所が主宰する検定で、カラーコーディネーターの知識を深めるには、同検定を受けるとよいとされています。検定に合格すると、デザイナーやスタイリストなどのほか、建築やインテリア、美術館や街づくりなどのコンサルティングなど、あらゆる分野で色彩に関するアドバイスを行うことができます。

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